▼ お餅の種類
お餅には、様々な種類があります。
日本だけでなく、中国や韓国・東南アジアなどにもたくさんの種類があります。
以前までは、主に小麦を粉にして、平たく固めて加熱した粉食のみのことを指していたそうです。
大麦、粟、とうもろこしなど小麦粉以外の食材を用いた粉食も最近では使用されるようになってきました。
味には、甘いものから塩辛いものまで、様々なものがあります。
中華料理由来のものには、月餅や饅頭などがあります。
小麦の「餅」が発達し、改良されてきたもので、麺類もその派生であると考えられているそうです。
餅といえば、日本ではやっぱり、お正月に食べるものというイメージがありますよね。
またお正月だけではなく、何かのイベントなどの行事には欠かすことができない食材になっているのではないでしょうか。
日本の和菓子の中で、「そば餅」という饅頭がありますが、日本では、一般的に饅頭と呼ぶものを、「餅」と呼んでいるそうです。
日本で作られている餅の中では、米などの稲系のものから作られるものが多いです。
なぜ多いかというと、作った餅が簡便であり、それに加えて作りやすく、加工しやすいためといわれています。
餅は日本人には欠かせない食品であり、長い間愛され続けてきた食品でもあるので、とても多くの種類があります。
多くの種類がある餅の中のほんの一部ですが、ご紹介していきたいと思います。
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丸餅という餅がありますが、ついた餅を丸くしたもので、一般的によく食べられている普通の餅のことを表しています。
「切り餅」と呼んでいるものは、この丸餅を切ったものです。
また「あぶり餅」と呼ばれるものは、炭火であぶったもので、作り方の手順や加工方法などによって、餅の名前が変わってくるのですね。
足の形をした紅白餅を、「一升餅」というそうです。
子供の満一歳の誕生日に一升餅を風呂敷で包み、子供の背中に背負わせてハイハイさせるそうです。
このように、餅を背負わせることによって、子供の成長と幸福を願うと考えられています。
「信玄餅」という餅がありますが、「武田信玄」が由来だと考えられている甲州の名物だそうです。
食べ方はというと、きな粉や黒蜜をかけて食べるそうです。
「ずんだ餅」という餅がありますが、仙台の銘菓です。
餅を茹で潰した枝豆と絡めて食べる餅です。
「五平餅」は、木曽谷の名物で、うるち米で作られ、味噌をつけて火であぶってあります。
「鏡餅」は、みなさんよくご存知ですね。
大小の丸餅を2段に重ね、お正月によく飾ってある餅ですね。
鏡餅の食べ方は、そのまま食べるのではなく、木槌などで割ってから焼いたり、蒸したり、煮たりして食べます。
このように餅にはたくさんの種類があり、食べ方も多種多様ですね。
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▼ 山形のくじら餅
山形県の最上地域というところでは、「くじら餅」という餅があります。
最上地域では、ひな祭りの時期には各家庭でも作られていて、一年の中でもひな祭りの時期に一番多く作られているそうです。
くじら餅を、おひな様に供える風習があるようですね。
「くじら餅」という名前を聞くと、動物の「くじら」を思い浮かべる方も多いと思います。
「くじら」を由来として作られたのではないかと想像してしまいますが、餅の形がくじらの肉にそっくりといった一説もあります。
漢字で「くじら餅」を書くと、「久持良餅」となります。
その漢字の意味は、保存に適しているという意味です。
「くじら餅」の誕生時期は、いつの頃か不明だといわれています。
すでに江戸時代、朝鮮の通信史の人たちの接待などに使用されていたのではないかと言われています。
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一般的な「くじら餅」は、どんな材料で作られているのでしょうか?
一般的には、もち米やうるち米、砂糖、くるみなどを使い、練って蒸して作ります。
くるみを使わなくても、簡単に「くじら餅」を作ることもできます。
くるみを使わない作り方をご紹介したいと思います。
材料
材料A 黒砂糖80グラム、砂糖40グラム、塩が耳掻き1杯、水が270CC
材料B 上新粉90グラム、小麦粉30グラム
まず材料Aを鍋に入れ、弱火で煮て、溶かしていきます。
溶けたら、火から下ろし3分間程冷まします。
大体、80度~70度ぐらいまで冷ましてください。
次に材料Bをボウルに入れて、泡だて器で混ぜます。
その泡立てた材料Bの中に、材料Aの鍋で作った黒砂糖液を、少しずつ加えて、よく混ぜます。
長方形の型に材料を流し入れて、ラップをかぶせます。
ラップの上から竹串で6~7ヶ所に穴を開けて、電子レンジで500Wの強で6分間加熱します。
加熱して、完全に冷ましたら型から外し、切り分け、煎りゴマを上からふったら出来上がりです。
その地域でしかほとんど作られていないようなお菓子をこんなに簡単に作れるなんて、ちょっと驚きですね。
刃物を使わずに、意外と簡単に作れるので、ご家庭でお子さんと一緒に作ると楽しいかもしれませんね。
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▼ 二種類のさくら餅
みなさんは、さくら餅をご存知ですか?
知っているという方も、食べたことのある方もいらっしゃるかと思います。
実は、関東と関西では同じ「さくら餅」でも、その種類は違うそうです。
関東の「さくら餅」は、クレープのような焼き皮製の生地を、あんこでそっと包んでいます。
関西の「さくら餅」は、つぶつぶでもちもちした生地で、しっかりとあんこを包んでいます。
この二つの「さくら餅」を比べると、まず見た目が全然違いますね。
そして、一部では、呼び名も関東と関西では違うそうです。
関東の呼び名は、「長命寺」で、関西の呼び名は、「道明寺」という呼び名で呼ぶ人もいるそうです。
関西出身の私は、「さくら餅」は、もち米で作った生地であんこを包んでいるものしか食べたことがなく、関東で食べられている「さくら餅」のことを全く知りませんでした。
1717年、隅田川に八代将軍徳川吉宗が桜の木を植えました。
ところが、向島長命寺の門番が、たくさん散り積もる桜の葉に悩まされていたそうです。
そこで、桜の葉っぱを塩漬けにして、餅を作り、売ったものが関東のさくら餅の「長命寺」の由来とされています。
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現在では、小麦粉を使った生地を薄く焼いて、あんこを包んだものが一般的です。
昔と今とでは、作り方が変わったのですね。
関西の「さくら餅」の「道明寺」ですが、名称の理由は、「道明寺粉」という材料を使って作られているので、そういう呼び名がついたそうです。
関西の「道明寺」は、関東の「長命寺」のように、お菓子の発祥の地という理由でつけられた呼び名ではないようですね。
材料に使われている「道明寺粉」とは、もち米を一度蒸し、乾燥させて細かく砕いたものです。
この粉は、戦国時代の武士たちにとっては、携帯食として大変重宝されていたそうです。
関西のさくら餅の「道明寺」に使われている葉っぱですが、1970年頃からビニール製のものを使用することが多かったそうです。
しかし、現在はまた、本来の塩漬けの葉を使用するお店が増えてきているそうです。
それはなぜかというと、近年のグルメブームや食文化の見直しなどの影響を受けているからなのだそうです。
関西の「道明寺」に使われている、香りの良い葉っぱには、塩蔵するときに分解して生成したクマリンという物質が入っているものもあります。
この物質には、肝毒性があるそうなので、あまり食べすぎないように気をつけましょう。